築55年の我が家にある作り付けの神棚。
神棚というよりも、端材で作った「神棚的スペース」という方が正しいチャチなものです。
でも、そもそも沖縄では一般の家庭には仏壇はあっても、神棚がある率は極めて少ないと言われていますので、あるだけマシだと思ってます
神棚とは言っても、神社からもらってきたお札と、本尊代わりにおいてあるおじいちゃんとおばあちゃんのぬいぐるみ、小さいコップに入れた水くらい。本尊とか言ってる時点でもう神棚じゃないなw
にこやかな御本尊
なっちゃんとチョロくんが来てから、活発な彼らの行動に合わせて、垂直方向に行動できるようキャットタワーと連携するキャットウォークを作ったりしました。(※過去記事「トライアル10日め① 新しい遊び場を作る」)
その際、日常的に全く意識していないこの神棚的スペースも撤去して、登れるようにしてしまおうかと考えました。
でも、撤去して不幸なことが起きたら嫌だなぁ、やっぱり撤去は駄目だよな~と、なんとなくですがうっすい信仰心が発動したため、結局撤去は見合わせていました。
ところで。
猫って、行動範囲が広がれば満足してくれるものだと思っていました。
ところが、キャットウォークのように新しい場所を作ってあげると、満足げに使いだす反面、すぐに次の場所を探しはじめるんですね。
上下動出来る場所を確保するためにキャットウォークを作っても、結局、棚やカーテンレールなど、それまで登っていたところには普通に登っちゃうし、逆に新しいキャットウォークの新しい視界の中から、新たなターゲットを見つけてしまい、さらに行動の幅を広げようとするんです。うちのふたりだけか?
良く言えば なんというフロンティア精神orz
ヒトが安心して見ていられるよう、対応したつもりだったのに、キャットウォークから対面に見えるこの神棚が新しいターゲットに認定されてしまったようです。
その後、なっちゃんとチョロくんは、何度も登攀ルートを試行し、その都度失敗したり、途中捕獲されたりして約1か月。
ルート探索中のチョロくん。
そしてついに。
登頂に成功しました(されました) なっちゃんです。
でもこの有り様(笑)なっちゃんはときどき間抜けなことをして我々を楽しませてくれる。
登ったばかりでまだ空間認識が足りないらしく、上の布に思いっきりひっかかった(笑)
最初に上ったのはやはりなっちゃん。細い身体でよく登るわ・・・(*´∇`*)
登りはしたけれど、その先のルートがないため落ち着かないようで、降りるよう促したらすぐに降りました。
なっちゃんが開拓した新しい場所は、通例ではチョロくんが横取りします。
とはいっても、2m程の本棚、しかも上部はガラス張りのため、手足がかかるところが少なく、登りにくい垂直の壁なので、三段ケージのボルダリングみたいにはいきません。
それでも、チョロくんも何度か試行した末に登頂に成功。その後、ごくたまに気が向いたら登る場所になりました。
しかし最近、ついにチョロくんが暴挙に出ました。
オリンピックに夢中になっていたら、チョロくんがいません。
ふと見ると、神棚に置いてあったおじいやおばあの人形、太鼓などが床に散らばってます。
神棚をみると・・・
ぬーん。めっちゃくつろいでいるチョロくん・・・時間も遅く、寝る体勢を取ってます。
お、おふだも折れまがっています
神をも畏れぬ仕業とはこういうことでしょうか。
モノが『なんちゃって神棚』だったのが不幸中の幸いですね。
何度か声をかけても動く様子がないので、仕方なくおやつで釣って降ろしました。
これでもう、寝床ローテーションの一角を占めることは明白なので、なんちゃってであろうと神棚代わりには使えないでしょう。
そのうち素直に撤去して、猫のスペースを作ってあげようと思います。
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